本校では、3年生になると人間の大前提である「平和とともに生存する権利」の大切さを学ぶために研修旅行を行います。
例年研修旅行の行先は学生達が主体となって旅行先を決め、現地で生の声を聞き「平和」について考えます。今回は、コロナ禍により現地に行って学ぶことは出来ませんでした。しかし、ZOOMを使ってハンセン病について詳しい方や、韓国や沖縄の方々と交流させていただき、色々なお話を聞くことができました。
ハンセン病については、日本政府はハンセン病患者に対し非人道的な行為を行なっていたり、差別や偏見に苦しんできたことや、ハンセン病の歴史を隠そうとしていること、その歴史を忘れないために今も必死に戦っている人達がいるという事を学ぶことができました。
韓国では日本の加害の歴史、慰安婦について学び実際に慰安婦だった方と交流することができ、当時の歴史や日本政府は慰安婦の事実をなかったことにしようとしていることなど沢山のことを学べました。
沖縄では、沖縄戦や今も続く基地問題について現地の方々からお話をしていただきました。 沖縄と聞くと、観光やリゾート地などといったイメージでしたが、残酷な歴史や今も安保条約によって米国に支配されていることを知りました。
これらから、私たちはこの事実を決して忘れていけない。
また、他人事と考えず自分事として捉え平和をもとめ続けなければならないと思いました。